“あじろぐるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
網代車87.5%
網代牛車12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあとからは、めずらしく、黄牛あめうしかせた網代車あじろぐるまが通った。それが皆、まばらがますだれの目を、右からも左からも、来たかと思うと、通りぬけてしまう。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その中に外見そとみ網代車あじろぐるまの少し古くなった物にすぎぬが、御簾の下のとばりの好みもきわめて上品で
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
範宴は、網代牛車あじろぐるまを打たせて、青蓮院しょうれんいんの僧正のもとへ、これから初春はる賀詞がしをのべにゆこうと思うのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)