“あさくさばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
浅草橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学校の事も何もも忘れて、駒形こまかたから蔵前くらまえ、蔵前から浅草橋あさくさばし……それから葭町よしちょうの方へとどんどん歩いた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その時分にはボオトの事をバッテラという人も多かった。浅草橋あさくさばし野田屋のだや築地つきじ丁字屋ちょうじやから借舟かりぶねをするにしても、バッテラと荷足とは一日の借賃かりちんに非常な相違があった。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
永代橋えいたいばし河下かはしもには旧幕府の軍艦が一艘商船学校の練習船として立腐たちぐされのまゝに繋がれてゐた時分、同級の中学生といつものやうに浅草橋あさくさばしの船宿から小舟こぶねを借りてこのへんを漕ぎ廻り
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)