“あいふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
合服28.6%
相銜28.6%
間服28.6%
相啣14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣料費いりょうひがかからなくていいですね。昔は夏服、合服あいふく、冬服なんどと、いく組も持っていなければならなかったですからね。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(今に、毛利の水軍が、海路うなじ舳艫じくろ相銜あいふくんで東上してくる。また陸からは、吉川きっかわ、小早川の精鋭が播州を席巻せっけんし、秀吉をやぶり、諸豪を麾下きかに加えて、怒濤のごとく中央へ攻めてくる!)
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
知った職人が、この頃小野田の裁を飽足らず思っているお島に、その男を周旋したのは、間服あいふくの註文などの盛んに出た四月の頃であったが、その職人は、来た時からお島の気に入っていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
すでに、この春には、大挙して、毛利家の水軍が、舳艫じくろ相啣あいふくんで来援らいえんにまいると、正しく我へ誓紙を入れて約束していることだ。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)