合服あいふく)” の例文
軽い合服あいふくに、鼠のソフト、細いステッキを小脇に、竹町の昨夜の家へフラリとやって来たのは、お昼一寸ちょっと廻った時分でした。
悪人の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
衣料費いりょうひがかからなくていいですね。昔は夏服、合服あいふく、冬服なんどと、いく組も持っていなければならなかったですからね。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)