“じゃがいも”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬鈴薯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星はおもむろに石ころに変り、石ころは又馬鈴薯じゃがいもに変り、馬鈴薯は三度目に蝶に変り、蝶は最後に極く小さい軍服姿のナポレオンに変ってしまう。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その結果がビフテキ主義となろうが、馬鈴薯じゃがいも主義となろうが、厭世えんせいの徒となってこの生命をのろおうが、決して頓着とんじゃくしない!
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
兵糧ひょうろうが尽きて焼芋やきいも馬鈴薯じゃがいもで間に合せていたこともあります。もっともこれは僕だけです。叔母は極めて感じの悪い女です。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)