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『従妹に』
ふりがな文庫
『
従妹に
(
いとこに
)
』
今、私の頭の中で二つのものが縺れ合つて私をいろいろに迷はして居ります。 私は今まで斯うして幾度きみちやんに手紙を書きかけたか知れないのです。けれども私の書いたものが果して正当に何の誤もなくきみちやんに理解されるかどうかとそれを考へては、若し …
著者
伊藤野枝
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「青鞜 第四巻第三号」1914(大正3)年3月号
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
丈
(
だ
)
凡
(
すべ
)
圧
(
おさ
)
委
(
まか
)
斯
(
こ
)
一寸
(
ちょっと
)
併
(
しか
)
先
(
ま
)
寧
(
むし
)
屹度
(
きっと
)
当
(
あて
)
我儘
(
わがまま
)
所謂
(
いわゆる
)
縺
(
もつ
)
若
(
も
)