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『海と太陽』
ふりがな文庫
『
海と太陽
(
うみとたいよう
)
』
海は昼眠る、夜も眠る、 ごうごう、いびきをかいて眠る。 昔、昔、おお昔 海がはじめて、口開けて、 笑ったときに、太陽は、 目をまわして驚いた。 かわいい花や、人たちを、 海がのんでしまおうと、 やさしく光る太陽は、 魔術で、海を眠らした。 …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「おとぎの世界」1919(大正8)年6月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
光
(
ひか
)
夜
(
よる
)
眠
(
ね
)
人
(
ひと
)
口
(
くち
)
太陽
(
たいよう
)
昔
(
むかし
)
昼
(
ひる
)
海
(
うみ
)
目
(
め
)
眠
(
ねむ
)
笑
(
わら
)
花
(
はな
)
開
(
あ
)
驚
(
おどろ
)
魔術
(
まじゅつ
)