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『飲酒家』
ふりがな文庫
『
飲酒家
(
さけのみ
)
』
片山国嘉博士が名代の禁酒論者であるのは知らぬ者はない。博士の説によると、不良少年、白痴、巾着切……などいふ輩は、大抵酒飲みの子に生れるもので、世間に酒が無かつたら、天国はつい手の達きさうなところまで引張り寄せる事が出来るらしい。 尤も亡くな …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
達
(
とゞ
)
輩
(
てあひ
)
阿父
(
おとつ
)
甚
(
ひど
)
悄気
(
しよげ
)
絶念
(
あきらめ
)
拵
(
こさ
)
性
(
たち
)
何
(
ど
)
孰方
(
どちら
)
止
(
や
)
子息
(
むすこ
)
填合
(
うめあは
)
肉体
(
からだ
)
国幸
(
くにゆき
)
国嘉
(
くにか
)
可
(
い
)