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『気の毒な奥様』
ふりがな文庫
『
気の毒な奥様
(
きのどくなおくさま
)
』
或る大きな都会の娯楽街に屹立している映画殿堂では、夜の部がもうとっくに始まって、満員の観客の前に華やかなラヴ・シーンが映し出されていました。正面玄関の上り口では、やっと閑散の身になった案内係の少女達が他愛もないおしゃべりに夢中になっていまし …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング」1935(昭和10)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
其
(
そ
)
訊
(
たず
)
俄然
(
がぜん
)
儘
(
まま
)
吃
(
ども
)
呆
(
あき
)
屹立
(
きつりつ
)
急
(
せ
)
此処
(
ここ
)
流石
(
さすが
)
訳
(
わけ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
頻
(
しき
)
顫
(
ふる
)
鬢
(
びん
)