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『津浪と人間』
ふりがな文庫
『
津浪と人間
(
つなみとにんげん
)
』
昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。明治二十九年六月十五日の同地方に起ったいわゆる「三陸大津浪」とほぼ同様な自然現象が、約満三 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 地球科学・地学 > 海洋学
初出
「鉄塔」1933(昭和8)年5月1日、「尾野倶郎」署名で。
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凍
(
こご
)
鉢
(
ばち
)
揺
(
ゆす
)
颱風
(
たいふう
)
他所
(
よそ
)
謂
(
い
)
裸体
(
はだか
)
薙
(
な
)
畢竟
(
ひっきょう
)
猶更
(
なおさら
)
淋
(
さび
)
歯牙
(
しが
)
棄
(
す
)
枉
(
ま
)
夷狄
(
いてき
)
境界
(
きょうがい
)
吹雪
(
ふぶき
)