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『蝉』
ふりがな文庫
『
蝉
(
せみ
)
』
「あたしは酔ツぱらひには慣れてゐるから夜がどんなに遅くならうと、どんなにあなたが騒がうと今更何とも思はないが——」 周子は、そんな前置きをした後に夫の滝野に詰つた。 田舎で暮してゐた時とは、境遇も違ふし場所柄も違ふ、今ではこのセヽこましい東 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第四十一巻第五号」新潮社、1924(大正13)年11月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約34分(500文字/分)
朗読目安時間
約57分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
丈
(
セイ
)
倦怠
(
アンニユイ
)
蟷螂
(
カマキリ
)
閉
(
しま
)
傍
(
はた
)
如何
(
どう
)
妓
(
おんな
)
秋
(
とき
)
他人
(
ひと
)
何
(
ど
)
家
(
うち
)
浮
(
う
)
被着
(
かひまき
)
階下
(
した
)
題名が同じ作品
蝉
(新字旧仮名)
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中原中也
(著)
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
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(著)