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『山の怪』
ふりがな文庫
『
山の怪
(
やまのかい
)
』
土佐長岡郡の奥に本山と云う処がある。今は町制を布いて町と云うことになっているが、昔は本山郷と云って一地方をなしていた。四国三郎の吉野川が村の中を流れて、村落のあるのはそれに沿った僅かばかりの平地で、高峰駿岳が一面に聳えていた。 その本山に吉 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
己
(
じぶん
)
係蹄
(
けわさ
)
黎明
(
よあけ
)
失敗
(
しま
)
女蘿
(
さるおがせ
)
妖怪
(
ばけもの
)
揮
(
ふ
)
栂
(
とが
)
周囲
(
まわり
)
喫
(
の
)
布
(
し
)
本山
(
もとやま
)
蚯蚓
(
みみず
)
隻足
(
かたあし
)
顋鬚
(
あごひげ
)
鼻端
(
はなさき
)