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『年賀状』
ふりがな文庫
『
年賀状
(
ねんがじょう
)
』
友人鵜照君、明けて五十二歳、職業は科学的小説家、持病は胃潰瘍である。 彼は子供の時分から「新年」というものに対する恐怖に似たあるものを懐いていた。新年になると着なれぬ硬直な羽織はかまを着せられて親類縁者を歴訪させられ、そして彼には全く意味の …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「東京朝日新聞」1929(昭和4)年1月1日、3日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
はた
)
懐
(
いだ
)
祝詞
(
しゅくし
)
兆
(
きざし
)
六
(
むつ
)
展
(
の
)
鵜照
(
うてる
)
雑煮
(
ぞうに
)
選
(
よ
)
耽
(
ふけ
)
端書
(
はがき
)
炬燵
(
こたつ
)
揮
(
ふる
)
我儘
(
わがまま
)
慌
(
あわ
)
密
(
ひそ
)
嘗
(
な
)