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『石の思ひ』
ふりがな文庫
『
石の思ひ
(
いしのおもい
)
』
私の父は私の十八の年(丁度東京の大地震の秋であつたが)に死んだのだから父と子との交渉が相当あつてもよい筈なのだが、何もない。私は十三人もある兄弟(尤も妾の子もある)の末男で下に妹が一人あるだけ父とは全く年齢が違ふ。だから私の友人達が子供と二 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「光 LACLARTÉ 第二巻第一一号」1946(昭和21)年11月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約31分(500文字/分)
朗読目安時間
約51分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
辛
(
つ
)
癪
(
しやく
)
莫逆
(
ばくげき
)
翳
(
かげ
)
長押
(
なげし
)
亦
(
また
)
跫音
(
あしおと
)
角力
(
すもう
)
衒気
(
げんき
)
茱萸
(
ぐみ
)
苛々
(
いらいら
)
磊落
(
らいらく
)
現身
(
うつしみ
)
淋漓
(
りんり
)
太々
(
ふてぶて
)
咢堂
(
がくどう
)
呉々
(
くれぐれ
)