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『沼田の蚊帳』
ふりがな文庫
『
沼田の蚊帳
(
ぬまたのかや
)
』
安政年間の事であった。両国矢の倉に栄蔵と云う旅商人があった。其の男は近江から蚊帳を為入れて、それを上州から野州方面に売っていたが、某時沼田へ往ったところで、領主の土岐家へ出入してる者があって、其の者から土岐家から出たと云う蚊帳を買って帰り、 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
某時
(
あるとき
)
野州
(
やしゅう
)
近江
(
おうみ
)
輪乳
(
わちち
)
覗
(
のぞ
)
縮緬
(
ちりめん
)
矢
(
や
)
為入
(
しい
)
浜町
(
はまちょう
)
橘町
(
たちばなちょう
)
栄蔵
(
えいぞう
)
上州
(
じょうしゅう
)
斬
(
き
)
家
(
うち
)
安政
(
あんせい
)
妾
(
めかけ
)
商人
(
あきんど
)
凝
(
こ
)
倉
(
くら
)
主翁
(
ていしゅ
)
両国
(
りょうごく
)