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『母親』
ふりがな文庫
『
母親
(
ははおや
)
』
みを子が会社を馘(くび)になってから、時々、母親の全く知らない青年が訪ねて来た。 朝早くやってくることもあれば、昏れてからくることもあった。青年は一度でも、「こんちは」とか、「御めん下さい」とかいったためしがない。人の出てくるまで、のっそり …
著者
若杉鳥子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
成
(
なる
)
敵
(
かな
)
何処
(
どこ
)
先刻
(
さっき
)
卓子
(
テーブル
)
悼
(
いた
)
掠
(
かす
)
漲
(
みなぎ
)
皹
(
ひび
)
紙幣
(
さつ
)
蝙蝠
(
こうもり
)
足掻
(
あが
)
足許
(
あしもと
)
鐫工
(
せんこう
)
馘
(
くび
)
題名が同じ作品
母親
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)