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『だるまや百貨店』
ふりがな文庫
『
だるまや百貨店
(
だるまやひゃっかてん
)
』
炉ばたのゴザのこっち側で、たけをが箱膳を膝の前に据え、古漬けの香のもので麦七分の飯をかっこんでいる。 あっち側のゴザの上にはまま母のトラが、帯なし袷せを前垂れで締めた小柄な姿を外の明るい方へねじむけて、口じゅうじじむさい泡だらけにしながらお …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「宮本百合子全集 第四巻」河出書房、1951(昭和26)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
湯
(
ぶー
)
姉
(
あね
)
泡
(
あぶく
)
脛
(
はぎ
)
上気
(
のぼ
)
二十
(
はたち
)
反歯
(
そっぱ
)
呑気
(
のんき
)
塩梅
(
あんばい
)
曲者
(
くせもの
)
機
(
はた
)
煙管
(
きせる
)
膨
(
ふく
)
裸足
(
はだし
)
鉦
(
かね
)
黒子
(
ほくろ
)