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舵
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かぢ
ふりがな文庫
“
舵
(
かぢ
)” の例文
御意
(
ぎよい
)
にござります。
舳
(
みよし
)
に
据
(
す
)
えました
其
(
そ
)
の
五位鷺
(
ごゐさぎ
)
が
翼
(
つばさ
)
を
帆
(
ほ
)
に
張
(
は
)
り、
嘴
(
くちばし
)
を
舵
(
かぢ
)
に
仕
(
つかまつ
)
りまして、
人手
(
ひとで
)
を
藉
(
か
)
りませず
水
(
みづ
)
の
上
(
うへ
)
を
渡
(
わた
)
りまする。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
事実に於て世界の思潮を
見越
(
みこ
)
す事に鋭敏ですから、時には
舵
(
かぢ
)
を取る為に馬鹿げた干渉もする様ですが、概して温健な推移ならば寛大に見て居る風がありますので
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
大洋に
舵
(
かぢ
)
を失ひしふな人が、
遙
(
はるか
)
なる山を望む如きは、相沢が余に示したる前途の
方鍼
(
はうしん
)
なり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
丁度その
傍
(
わき
)
を大きな帆をあげた舟が通つてゐた。
舵
(
かぢ
)
のところにゐた船頭もそれを見たらしく、急いで
此方
(
こつち
)
へとやつて来た。と、手が浮いた。浅黄がかつた着物と帯とが見えた。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
さへ
無事
(
ぶじ
)
であつたら、
私
(
わたくし
)
が
巧
(
うま
)
く
舵
(
かぢ
)
をとつて、
直
(
す
)
ぐに
日本
(
につぽん
)
まで
送
(
おく
)
つてあげるのだが、
此前
(
このまへ
)
の
大嵐
(
おほあらし
)
の
晩
(
ばん
)
に、とうとう
磯
(
いそ
)
に
打上
(
うちあ
)
げられて、めちや/\になつて
仕舞
(
しま
)
つたから
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
あれえ?
変
(
へん
)
だぞ 早く
舵
(
かぢ
)
をさがしてくれ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
舵
(
かぢ
)
とり、帆あげてくだるせいぬ、あるの。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
之
(
こ
)
れぞ
虎髯大尉
(
こぜんたいゐ
)
の
大勳功
(
だいくんこう
)
!
今
(
いま
)
しも
死物狂
(
しにものぐる
)
ひに、
本艦
(
ほんかん
)
目掛
(
めが
)
けて、
突貫
(
とつくわん
)
し
來
(
きた
)
る
一船
(
いつせん
)
の
彈藥庫
(
だんやくこ
)
に
命中
(
めいちう
)
して、
船中
(
せんちう
)
、
船外
(
せんぐわい
)
、
猛火
(
まうくわ
)
㷔々
(
えん/\
)
舵
(
かぢ
)
は
微塵
(
みじん
)
に
碎
(
くだ
)
けて、
船
(
ふね
)
獨樂
(
こま
)
の
如
(
ごと
)
く
廻
(
まわ
)
る、
海底
(
かいてい
)
よりは
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
艫
(
とも
)
に
竿
(
さを
)
おし、
舵
(
かぢ
)
とりて
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
あッ これが
舵
(
かぢ
)
らしいよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
なほ
嫉
(
ねた
)
め、——
舵
(
かぢ
)
の枕か
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
舵
(
かぢ
)
の
柄
(
え
)
を
執
(
と
)
る
老
(
おい
)
の
水手
(
かこ
)
。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
水手
(
かこ
)
の
翁
(
おきな
)
は
舵
(
かぢ
)
とりて
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
舵
漢検準1級
部首:⾈
11画
“舵”を含む語句
舵手
舵取
舵機
艫舵
舵器
舵輪
舵柄
操舵室
方向舵
取舵
面舵
操舵
操舵手
水平舵
舵子
舵棒
舵座
舵鎖
舵綱
舵機室
...