“一船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっせん40.0%
ひとふね40.0%
いつせん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこの浦へうちあげられても、一船いっせんの仲間だと知れるように、一本の繩で、いるだけの人数の輪索わさをつくり、みなもろともに死んでこかそ。三郎助も死ね、安兵衛も死ね。
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
次には用事ができたから一船ひとふね延ばすがどうだと云う便たよりがあった。これも訳なく承知した。しかし承知している最中に、突然急性胃カタールでどっとやられてしまった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
れぞ虎髯大尉こぜんたいゐ大勳功だいくんこう! いましも死物狂しにものぐるひに、本艦ほんかん目掛めがけて、突貫とつくわんきた一船いつせん彈藥庫だんやくこ命中めいちうして、船中せんちう船外せんぐわい猛火まうくわ㷔々えん/\かぢ微塵みじんくだけて、ふね獨樂こまごとまわる、海底かいていよりは海底戰鬪艇かいていせんとうてい