“藉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
82.3%
12.2%
3.3%
かり1.1%
0.6%
から0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世の伝うるところの賽児の事既にはなはだ奇、修飾をらずして、一部稗史はいしたり。女仙外史の作者のりてもって筆墨をするもまたむべなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
およそ読易よみやすく、わかり易く、言語一様の文章を記して、もって天下にき、民の知識を進ましむるものは、もとより学者・教師の任なり。
平仮名の説 (新字新仮名) / 清水卯三郎(著)
関五郎の藤陰なることが、藤陰自己若くは其友人の口若くは筆につて説かれてゐるものを謂ふ。わたくしは猶進んでかう云ふことが知りたい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其力そのちからかりてなりともこの
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
おほよそ文にて知らるゝことは、その外にもいと多し。されど讀みおぼゆる初は、あまり樂しきものにはあらず。そちは終日たふに坐して、文を手よりかじと心掛くべし。
この書小なりといえども、外国宣教師の手を離れ、教会の力をからずして、ただちに神にききつつその御言を伝うる卒先者の一たりし事を以て光栄とする。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)