農家のうか)” の例文
はいあがってよく見れば、なんのこと、それは農家のうか物置ものおきだった。その農家の物置は、刑務所から道路をへだてた場所に建っていた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
世に越後の七不思議なゝふしぎしようする其一ツ蒲原郡かんばらこほり妙法寺村の農家のうか炉中ろちゆうすみ石臼いしうすあなよりいづる火、人みな也として口碑かうひにつたへ諸書しよしよ散見さんけんす。
ただスコーネとちがうのは、ここには畑のあいだに草のしげった牧場ぼくじょうが多いのと、農家のうかが庭をとりかこんでつくられてはいないことです。
最後に小泉孤松こいずみこしょうの書いた「農家のうか義人伝ぎじんでん」の中の一篇によれば、平四郎は伝吉のいていた馬に泥田どろた蹴落けおとされたと云うことである。(註三)
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なか/\にときのはやりにまぬ服裝ふくさうの、かへつて鶯帶あうたい蝉羅せんらにして、霓裳げいしやう羽衣うい風情ふぜいをなせる、そこの農家のうか姉娘あねむすめの、さと伯母前をばぜふなりしを。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
軌道レール直角ちよくかく細長ほそなが茅葺くさぶき農家のうかが一けんあるうらやまはたけつゞいてるらしい。いへまへ廣庭ひろにはむぎなどをところだらう、廣庭ひろにはきあたりに物置ものおきらしい屋根やねひく茅屋くさやがある。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
もうほどなく、馬車ばしゃるというので、待合室まちあいしつにいた人々ひとびとが、はこなかへはいりかけました。なかにはおおきな荷物にもつをかかえたおとこがいました。たぶん山間やまあい農家のうかへあきないにいくのでしょう。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もの三階建さんがいだての立派りつぱなもので、その一番下いちばんした部屋へやにはスエーデンの各地方かくちほう農家のうか状態じようたいをそのまゝこゝへうつしてあつて、寢臺しんだいだとか爐邊ろへん模樣もようなどが地方々々ちほう/\べつ區別くべつしてならべてあるのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
まへにいつたその逗子づし時分じぶんは、うら農家のうかのやぶをると、すぐ田越川たごえがはながれのつゞきで、一本橋いつぽんばしわたところは、たゞ一面いちめん蘆原あしはら
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ヴォンブの岸べにえているハシバミのやぶの中で、メスのリスが一ぴきつかまえられて、近所の農家のうかにつれていかれました。
農家のうか市中しちゆう正月の行事ぎやうじ鳥追とりおひといふ事あり。此事諸国にもあれば、其なす処其国によりてさま/″\なる事は諸書しよ/\散見さんけんせり。
じつまたじつかれかせぎにかせぎ、百姓ひやくしやう勿論もちろんすみやけば、材木ざいもくす、養蠶やうさんもやり、地木綿ぢもめんらし、およ農家のうかちから出來できることなら、なんでも手當次第てあたりしだい、そして一生懸命いつしやうけんめいにやりました。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ようやくわれにかえって、すぐ前の農家のうかから借りてくることを約束した。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
農家のうか市中しちゆう正月の行事ぎやうじ鳥追とりおひといふ事あり。此事諸国にもあれば、其なす処其国によりてさま/″\なる事は諸書しよ/\散見さんけんせり。
そのあいだに、ヤッローは大いそぎで、農家のうかに飛んでいって、セーサルにぼっちゃんのいるところを知らせてやりました。
稲穂いなぼ又は紙にて作りたる金銭、ちゞみあきびとなどはちゞみのひな形を紙にて作り、農家のうかにては木をけづりて鍬鋤すきくはのたぐひ農具のうぐを小さく作りてもちばなの枝にかくる。
稲穂いなぼ又は紙にて作りたる金銭、ちゞみあきびとなどはちゞみのひな形を紙にて作り、農家のうかにては木をけづりて鍬鋤すきくはのたぐひ農具のうぐを小さく作りてもちばなの枝にかくる。
●さて又頸城郡くびきごほり海辺うみべ能生宿のうしやうしゆくといふは北陸道ほくろくだう官路くわんろなり、此宿より山手に入る㕝二里ばかりに間瀬口ませくちといふ村あり、こゝの農家のうかに地火をいだす㕝如法寺によほふじ村の地火に同じとぞ。