『故郷（こきょう）』

私はきびしい寒さを物ともせず、二千里の遠方から二十余年ぶりで故郷へ帰って来た。 冬も真最中となった頃、やっとのことで故郷へ近づいた折から、天気は陰気にうす曇り、冷たい風は船室の中まで吹き込んで来て、ぴゅうぴゅうと音を立てている。船窓から外を …

著者	魯迅
翻訳者	佐藤春夫
ジャンル	文学 > 中国文学 > 小説 物語
初出	「中央公論」1932（昭和7）年1月1日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約20分（500文字/分）
朗読目安時間	約33分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

抱（ひ） 愈（いよ） 苛（から） 極（ご） 治（おさま） 彼（あれ） 今度（このたび） 喫（く） 外方（そと） 後（うしろ） 方（がた） 楊（ヤン） 長年（チャンネン） 願（がん） 一幅（いっぷく） 他郷（よそ） 圧（おさ） 子供（がき） 已（すで） 承（うけたまわ） 択（よ） 捉（つか） 殆（ほと） 煙管（キセル） 父（とっ） 藍背（あおせ） 隔膜（へだて） 丁重（ていちょう） 他所（よそ） 会釈（えしゃく） 元（もと） 円（まる） 冠（かぶ） 利（き） 刺又（さすまた） 咬（か） 哭（な） 啄（ついば） 噂（うわさ） 墻（かき） 妨（さまた） 宏児（ホンル） 家（うち） 対（むか） 店先（みせさき） 弶（おとし） 従（つ） 忙月（マンユエ） 怕（こわ） 恰好（かっこう） 愕（おどろ） 慌（あわ） 我儘（わがまま） 拵（こしら） 捕（と） 掟（おきて） 掠賊（ものとり） 掻（か） 搬（はこ） 撒（ま） 斤量（きんりょう） 木偶（でく） 柵欄（さくらん） 椋鳥（むくどり） 機嫌（きげん） 歎（なげ） 歓（よろこ） 気色（けしき） 水生（シュイション） 沙地（すなち） 煙管（きせる） 燭台（しょくだい） 猹（チャー） 珠数（じゅず） 生（は） 甥（おい） 疋（ぴき） 瞞（だま） 短工（トアンクン） 碗（わん） 碟（こざら） 稃（もみ） 空地（あきち） 穿（は） 竟（つい） 竹匾（ひらざる） 筈（はず） 算（かぞ） 素的（すてき） 紺青（こんじょう） 経（た） 翻（ひるがえ） 肚（はら） 胯（また） 腫（は） 自家（うち） 舁（かつ） 荷纒（にまと） 西瓜（すいか） 覗（のぞ）

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