細雪ささめゆき03 下巻03 げかん
雪子は二月の紀元節の日に関西へ来てから、三、四、五と、今度は殆ど四箇月も滞留するようなことになって、当人もいつ帰ろうと云う気もなくなったらしく、何となく蘆屋に根が生えてしまった形であったが、六月に入ると間もなく、珍しいことに東京の姉から縁談 …
作品に特徴的な語句
なッ わずろ きろ しょく まぶし しょ かわ うつ とう みのる 其方そちら 洋傘ようがさ びた 執拗ひつこ はずか ようよ あた あたし ほぐ とう 縁端えんはな 雲母きら かえ 請合うけお 初心おぼこ 居合いあわ 退さが 隧道すいどう あや あん おく いど 蹲踞うずく はず こじ とも ひそ つかまつり ぎら こう 大凡おおよ おとしい つう 刺繍ぬい 喧嘩げんか こが はた くすぶ ぐろ 彼処あそこ 点頭てんとう あた 中姉なかあね 彼方あっち がえん 先達せんだって かろ 鹿しし せん 洒落しゃ はあ うしろ かご つく かか 思召ぼしめし あて ことわ におい さだ 天津テンシン さく つい 如何いかが まわ 放下ほか 生物なまもの
題名が同じ作品
細雪:01 上巻 (新字新仮名)谷崎潤一郎 (著)
細雪:02 中巻 (新字新仮名)谷崎潤一郎 (著)