長江游記ちょうこうゆうき
これは三年前支那に遊び、長江を溯った時の紀行である。こう云う目まぐるしい世の中に、三年前の紀行なぞは誰にも興味を与えないかも知れない。が、人生を行旅とすれば、畢竟あらゆる追憶は数年前の紀行である。私の文章の愛読者諸君は「堀川保吉」に対するよ …
作品に特徴的な語句
はく 憐憫ピティ いつ ことごとく そよ 苦力クウリイ いまだ したし ほとんど かか フィイト かぎ 溝川どぶかわ ならび 一夏いちげ しばら 丁抹デンマアク 惝怳しょうけい かみ くら たちまち はなはだ 蕪湖ウウフウ やや 獰猛どうもう 翩々へんぺん めぐ 生憎あいにく 畢竟ひっきょう 盗侠とうきょう とま 盧糸ろし 金鏽かなさび 鸚鵡おうむ 鶏冠とさか 駕籠かご すこぶ いえど 陶塘とうとう 閑人ひまじん 長江ちょうこう いやしく 酒桟チュザン きし かかと 護摩ごま 蟒蛇うわばみ あざみ 洞庭どうてい 蓬莱ほうらい 南京ナンキン 広東カントン けわ 尿いばり もっと 少時しばらく 大筏おおいかだ 大元たいげん 土匪どひ 廬山ろざん 北京ペキン そうろう 何呎なんフィイト 代赭たいしゃ 九江キュウキャン 上海シャンハイ 一跨ひとまた 汪々おうおう 漢口ハンカオ 滔々とうとう 溯江そこう さかのぼ ひた 浦口プウカオ 汪洋おうよう 猩猩しょうじょう 次手ついで えんじゅ ひら いよいよ ほしいまま 忌々いまいま かならず