“蓬莱”の読み方と例文
読み方割合
ほうらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦めおと岩、蓬莱ほうらい岩、岩戸不動滝、垂釣潭すいちょうたん、宝船、重ね岩、宝塔とう等等の名はまたあらずもがな、真の気魄きはくはただに天崖より必逼ひつひつする。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
朱塗の蒔絵まきえ三組みつぐみは、浪に夕日の影を重ねて、蓬莱ほうらいの島の松の葉越に、いかにせし、鶴は狩衣の袖をすくめて、その盞を取ろうとせぬ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかしてマルコポロは支那人より伝聞したのであって、支那では秦皇漢武しんのうかんぶ以来日本を蓬莱ほうらい島とし、来って仙を求めたものである。
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)