仙人せんにん
いつごろの話だか、わからない。北支那の市から市を渡って歩く野天の見世物師に、李小二と云う男があった。鼠に芝居をさせるのを商売にしている男である。鼠を入れて置く嚢が一つ、衣装や仮面をしまって置く笥が一つ、それから、舞台の役をする小さな屋台のよ …
作品に特徴的な語句
しずか はく おわ しずく たまたま こら 客舎はたご くつ 乞丐きっかい 判官はんがん うた まった 屠者としゃ たくみ おれ まち すう 枯柳こりゅう 楔子せっし 泥濘でいねい じょう はこ はぎ 一尊いっそん のぼ 上下うえした 世故せこ 乞丐こじき 仮面めん 偶々たまたま 光沢つや 千鎰せんいつ 可笑おか 呂祖ろそ 呆然ぼうぜん とな くわ くちばし ふくろ ほこり かき 孤雁こがん 容子ようす 寒雨かんう 屈託くったく びょう 後足あとあし せわ たちま 悪戯いたずら 所作しょさ 所謂いわゆる 扁額へんがく 捗々はかばか てのひら 撫然ぶぜん 明妃みんぴ 明日あす 更紗さらさ 未釈みしゃく 枯槁ここう 正旦せいたん 濡鼠ぬれねずみ 無聊ぶりょう 煙管きせる わずら 猙獰そうどう 生憎あいにく 瞪目とうもく うかが のり 紙銭しせん 莫迦ばか 蜘蛛くも 蝗災こうさい 行方ゆくえ 覚束おぼつか ことば 談柄だんぺい うた 路傍みちばた あしのうら うずくま 軽業かるわざ 辛抱しんぼう 道服どうふく 野天のてん 錦切きんぎ 鍵鼻かぎばな 陶朱とうしゅ 雨銭うせん みぞれ あご 顔貌かおかたち 風雪ふうせつ めし ひげ
題名が同じ作品
仙人 (新字新仮名)芥川竜之介 (著)
仙人 (新字旧仮名)芥川竜之介 (著)