“後足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あとあし93.5%
うしろあし6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これ、こんなに後足あとあし傷痕きずあとがあります。」とさけびました。おかあさんも、ねえさんも、みんなそばにきて、それをて、びっくりしました。
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
くまは、後足あとあしで立ち上がったまま赤いランプの光におびえてか、つめをとぐねこのように、バリバリとそばの羽目板はめいたに爪をたてた。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
「うむ、だがお前からもらったものでおれが後足うしろあしを踏むことは滅多めったになかろう。」
ひとまれたり、られたり、後足うしろあしすなをかけられたり、いぢめられてさいなまれて、熱湯にえゆませられて、すなあびせられて、むちうたれて、あさからばんまで泣通なきどほしで、咽喉のどがかれて、いて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)