甜瓜メロン)” の例文
彼等は日ねもす小径こみちを掃いて砂をいたり、自分たちの手でき起こした花壇や、胡瓜キュウリ西瓜スイカ甜瓜メロンの苗床の草むしりをしたり、水をやったりしていた。
おれは描き上げた甜瓜メロンと林檎を実物と見比べながら斯う思つて微笑みたい気分になつた。メロンは一昨日描いたのよりも円味が出て居る。林檎は可なり実物に近い色になつた。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
木のうれにふけつつ澱む夜の曇り甜瓜メロンのごとき月黄ばみ在り
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
木のうれにふけつつ澱む夜の曇り甜瓜メロンのごとき月黄ばみ在り
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
修道院の窻あけはなち晩餐なり甜瓜メロンがまろし月の光に
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)