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迂余曲折
ふりがな文庫
“迂余曲折”の読み方と例文
読み方
割合
うよきょくせつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うよきょくせつ
(逆引き)
小川は、欝蒼たる青葉に眼界を区切られ、
迂余曲折
(
うよきょくせつ
)
して園の中心へと流れて行く。悪魔の船頭は、
殆
(
ほとん
)
ど竿に力を加えずして、舟は流れのままに、静かに進む。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そうしてその人間は、
迂余曲折
(
うよきょくせつ
)
をきわめたしちめんどうな辞句の間に、やはり人間らしく苦しんだりもがいたりしていた。だから樗牛は、うそつきだったわけでもなんでもない。
樗牛の事
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれども、そこで降りてみて、いいようだったら、そこで一泊して、それから多少、
迂余曲折
(
うよきょくせつ
)
して、上諏訪のあの宿へ行こう、という、きざな、あさはかな気取りである。
含羞
(
がんしゅう
)
でもあった。
八十八夜
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
迂余曲折(うよきょくせつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
迂
漢検準1級
部首:⾡
7画
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
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