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螺旋
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ぜんまい
ふりがな文庫
“
螺旋
(
ぜんまい
)” の例文
極く手軽で極く速く泡が立ちます。御覧なさいまし無造作なものでしょう。棒の先へ鋼鉄の
線条
(
はりがね
)
を
螺旋
(
ぜんまい
)
のように巻いて着けてあるばかりです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
唯露店の商人が休みもなく兵器の玩具に
螺旋
(
ぜんまい
)
をかけ、水出しのピストルを乱射しているばかりであった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
どんなに精巧な
螺旋
(
ぜんまい
)
仕掛けのおもちゃが出来ても、あの粗末な細い竹筒が割れて、あかい火の光がぽんとあがるのを眺めていた昔の子供たちの愉快と幸福とを想像することは出来まい。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「機械には故障はありませんが、唯
螺旋
(
ぜんまい
)
が巻いてないやうでございますね。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
スクリュウに捲き上げられ
沸騰
(
ふっとう
)
し飛散する
騒騒
(
そうそう
)
の
迸沫
(
ほうまつ
)
は、海水の黒の中で、鷲のように鮮やかに感ぜられ、ひろい
澪
(
みお
)
は、大きい
螺旋
(
ぜんまい
)
がはじけたように、幾重にも細かい柔軟の波線をひろげている。
佐渡
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
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「あ、さうでしたか。
螺旋
(
ぜんまい
)
を巻くのを忘れてたんですね。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“螺旋”の意味
《名詞》
螺旋(らせん)
曲線の形状。巻き貝(螺)の殻のように旋回していること。また、そのようなもの。三次元空間において、回転しながら回転面に垂直成分のある方向へ移動(上昇または下降)する点の軌跡。
曲線の形状。二次元平面における、渦巻の別称。
ねじ。
(出典:Wiktionary)
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
旋
常用漢字
中学
部首:⽅
11画
“螺旋”で始まる語句
螺旋形
螺旋状
螺旋式
螺旋釘
螺旋棒
螺旋鋲
螺旋巻
螺旋溝
螺旋仕掛
螺旋刃