龍泉りゅうせん)” の例文
新字:竜泉
「よく分りませぬが、龍泉りゅうせんの郎党はもとより、日ごろ語ろうていた附近の若者ばらも糾合きゅうごうし、かつは中院ちゅういん雑掌俊秀ざっしょうとしひでも、けさから姿を失せたといわれております」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あなたの態度にごうやして、ついに舎弟しゃてい正季まさすえどのは、自分だけの手勢を作って、たった今、龍泉りゅうせんの屋敷を捨て、笠置かさぎへ行くと広言して出発したそうですぞ。イヤどうも弱ったものだ!
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佐備さびごう龍泉りゅうせんの里という。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
龍泉りゅうせんどの」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)