黒絣くろがすり)” の例文
目立たぬ黒絣くろがすり単衣ひとえのうえに、小柄な浅山のインバネスなどを着込んで、半分つぼめた男持ちの蝙蝠傘こうもりがさに顔を隠し、裾を端折はしょって出て行くお庄のとぼけた姿を見て、従姉あねは腹を抱えて笑った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)