黒磯くろいそ)” の例文
午後三時頃、白河しらかわ停車場前の茶店に休む。隣りの床几しょうぎには二十四、五の小粋な女が腰をかけていた。女は茶店の男にむかって、黒磯くろいそへゆく近路を訊いている。あるいてゆく積りらしい。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
黒磯くろいそ——
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)