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鳥目
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あし
ふりがな文庫
“
鳥目
(
あし
)” の例文
「もし行くなら、一度坊やにお
詣
(
まい
)
りをさせたいから成田さんへ連れて行って下さい。お
鳥目
(
あし
)
がかからないでよござんすよ。」
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
これ/\
斯
(
こ
)
う云うお
武士
(
さむらい
)
が可哀想だと仰しゃって紙に包んで下さいましたのを、お
鳥目
(
あし
)
かと存じて
宅
(
たく
)
へ帰り開けて見ると
金子
(
きんす
)
でございました、親に御飯を喰べさせる事も出来ん様な難渋な中ゆえ
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「叔父さんが世話をした人ですから、
事情
(
わけ
)
を言って話せば、引き受けてくれないことはないと思います。あなたからお
鳥目
(
あし
)
さえ少し頂ければね。」
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「酢が切れようが砂糖がなくなろうが、一向平気なもんだ。そらお
鳥目
(
あし
)
……。」と、父親は懐の財布から小銭を一つ取り出して、そこへ
投
(
ほう
)
り出した。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「今までのように、不断にお
鳥目
(
あし
)
を使ったり何かしちゃいけないからって、今阿母さんともその話をしていたのさ。」
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
「そうですね。知れるでしょうか。……それよりかあなたお
鳥目
(
あし
)
が……。」と、お銀は笹村の顔を見上げた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
お前はそのお
鳥目
(
あし
)
を自分のものにして
除
(
の
)
けておおきよ。これまでは芳の
儲
(
もう
)
けにしておいたけれど、
彼
(
あれ
)
にやったって皆な飲んでしまうから何にもなりゃしない。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「無駄なお
鳥目
(
あし
)
なぞつかって、皆さんに心配かけちゃいけませんよ。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「お
鳥目
(
あし
)
がなくなったら、また何とかいって来ますよ、きっと。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“鳥目”で始まる語句
鳥目取