がく)” の例文
すべてがくや大蛇諸種の蜥蜴など、飽食後や蟄伏中に至って動作遅緩なるより、竜身至って重してふ説も生じたであろう。
それ歐洲をうしうは、げいよりも。 はたがくよりもいとたけき。
本篇の発端にも述べ懸けた通り、支那の竜蛟蜃など、蛇やがくや大蜥蜴に基づいて出来た怪動物が常に河湖淵泉の主たり。時に人を魅し子を孕ます。
これを蛇より出て蛇にまされる者とし、あるいは蜥蜴やがくが蛇同様霊異な事多きより蛇とは別にこれを崇拝したから、竜てふ想像物を生じた例も多く
時にがくたり(バッジ『埃及諸神譜ゼ・ゴッズ・オブ・ゼ・エジプシアンス』一)、その他の大蛇にも、脚や翼を具えたのがある故、蛇よりは竜夥りょうなかまのものだ。
さてマルコの書をユールが注して、これはがくの事だろう、イタリアのマッチオリは鱷の胆が小かさや眼腫に無比の良薬だといったと言うたは甚だ物足らぬ。
牡動物が牝の心をくために身から出だす麝香じゃこう霊猫れいびょう香、海狸かいり香、がく香等を、今も半開未開の民が強勢の媚薬と尊重し、欧米人も興奮剤として香飾にしばしば入れるに異ならず。