トップ
>
鰓
>
あご
ふりがな文庫
“
鰓
(
あご
)” の例文
大岩魚はそのあたりの谷川にたまたまいることがあると云われているもので、頭から
尻尾
(
しっぽ
)
までが五尺ばかりもあった。人びとはその
鰓
(
あご
)
へ
藤葛
(
ふじかずら
)
をとおして二人がかりで
担
(
にな
)
って来た。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
前へ立った
漁夫
(
りょうし
)
の肩が、石段を一歩出て、
後
(
うしろ
)
のが脚を上げ、
真中
(
まんなか
)
の大魚の
鰓
(
あご
)
が、端を
攀
(
よ
)
じっているその変な小男の、段の高さとおなじ処へ、
生々
(
なまなま
)
と出て、
横面
(
よこづら
)
を
鰭
(
ひれ
)
の血で縫おうとした。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鰓(えら)”の解説
えら(鰓、腮、顋)とは、
水中で生活する動物が、水中の溶存酸素を取りこみ、体内の二酸化炭素を排出して呼吸(ガス交換)を行うための器官。
人のあごの両横のはし。
この項では1について解説する。
(出典:Wikipedia)
鰓
漢検1級
部首:⿂
20画