髷仮髪まげかつら)” の例文
一堪ひとたまりもなく、饂飩屋はのめり伏した。渋団扇で、頭を叩くと、ちょん髷仮髪まげかつらが、がさがさと鳴る。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あたかもその時、役者の名の余白に描いた、福面女おかめ瓢箪男ひょっとこの端をばさりとまくると、月代さかやき茶色に、半白ごましおのちょん髷仮髪まげかつらで、眉毛のさがった十ばかりの男のが、渋団扇しぶうちわの柄を引掴ひッつかんで、ひょこりと登場。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)