髪止かみど)” の例文
もんぺを穿き、白の髪止かみどめをしめた一だんの少女たちが、ひとりのわらべの手足をもってたすけあい、もりからさわへ、沢から渓流けいりゅうへ、浅瀬あさせをわたってザブザブと峡の向こうへよじのぼる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)