“髣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さも50.0%
ほの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝはや藪の中央ならむともとかた振返ふりかへれば、真昼は藪に寸断されて点々星にさもたり。なほ何程なにほどの奥やあると、及び腰に前途ゆくてながむ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
が、ときどき友達と酒でも酌んでいるような時に、思いがけずふいとそのほのかに見たきりの女の髪の具合などがおもかげに立って来たりした、……。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)