高頬たかほお)” の例文
ときどき脇へそらすがまたすぐにこっちをじっとみつめる、右の高頬たかほおのあたりにそれがはっきりと感じられてるのである。……奈尾はその視線の当たるところが熱くなるように思った。
合歓木の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は高頬たかほおの、笠のひもの当っているところへ、指を入れていた。
その木戸を通って (新字新仮名) / 山本周五郎(著)