“高桐院”の読み方と例文
読み方割合
こうとういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正保四年十二月二日、興津弥五右衛門景吉は高桐院こうとういんの墓にもうでて、船岡山ふなおかやまふもとに建てられた仮屋に入った。畳の上に進んで、手に短刀を取った。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
御供には長岡河内景則ながおかかわちかげのり加来作左衛門家次かくさくざえもんいえつぐ、山田三右衛門、佐方源左衛門秀信さかたげんざえもんひでのぶ吉田兼庵よしだけんあん相立ち候。二十四日には一同京都に着し、紫野大徳寺むらさきのだいとくじ高桐院こうとういんに御納骨いたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)