“高束”の読み方と例文
読み方割合
たかつか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高束たかつか翁助は不眠をうれへた。榛軒はこれに薬を与へた時、翁助の妻を戒めて云つた。「是は強い薬ですから、どうぞ分量を間違へないやうにして下さい」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「廿三日。午後雨。高束たかつかに行。お長縁談の一件御奥御都合承合うけたまはりあはせ。」棠軒の女長は当時十六歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
例年の「豆日草堂集」には、其前日に高束たかつか応助と云ふものが梅花を贈つたので、それをへいに插した。「佳賓満堂供何物。独有梅花信不違。」高束応助とは誰であらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)