トップ
>
馬頭観音
>
ばとうかんのん
ふりがな文庫
“
馬頭観音
(
ばとうかんのん
)” の例文
旧字:
馬頭觀音
土地の人たちが路傍に設けた意匠もまたしおらしい。あるところの
石垣
(
いしがき
)
の上は彼らの花壇であり、あるところの崖の下は二十三夜もしくは
馬頭観音
(
ばとうかんのん
)
なぞの祭壇である。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
土橋
(
どばし
)
から少し
離
(
はな
)
れて
馬頭観音
(
ばとうかんのん
)
が有り無しの
陽炎
(
かげろう
)
の中に立っている、里の子のわざくれだろう、
蓮華草
(
れんげそう
)
の
小束
(
こたば
)
がそこに
抛
(
ほう
)
り出されている。いいという。なるはど悪くはない。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
馬頭観音
(
ばとうかんのん
)
もしくは
庚申塔
(
こうしんとう
)
などを立てるのと同じく、しかも何の不思議かと問えば、たいていは山の神に不意に行逢うた、怖ろしいので気絶をしたという類で、その姿はまぼろしにもせよ
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
馬頭観音
(
ばとうかんのん
)
やなんかはまだ雪の中にしょんぼりとしている。
雉子日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
“馬頭観音”の解説
馬頭観音(ばとうかんのん、sa: हयग्रीव、hayagrīva、ハヤグリーヴァ)は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、いわゆる「六観音」の一尊にも数えられている。観音としては珍しい忿怒の姿をとる。
(出典:Wikipedia)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“馬頭観”で始まる語句
馬頭観世音