馬屋うまや)” の例文
お客は馬屋うまやの戸に、なかからかんぬきをおろしてしまいました。そこで、主人は節穴ふしあなからのぞいてみました。
おにぼうさんは、そのうまにくつわをかませてつなをつけて、馬屋うまやいていきました。
人馬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「ほっといてください。わたしのロバは、わたしがじぶんで馬屋うまやにつれていって、つなぎますよ。だって、ロバのいるところを知っておかなくちゃなりませんからね。」
きゃく勘定かんじょうをはらって、ねにいきました。ところが主人は、夜のうちに、馬屋うまやへしのびこんで、この金貨をうむロバをつれだして、そのかわりにべつのロバをつないでおいたのです。