“香炉峰”の読み方と例文
読み方割合
こうろほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大寺(おおでら)の鐘の音を聞いていると、白楽天の詩にある遺愛寺(いあいじ)の鐘を聞く想いがし、又西山(にしやま)の雪景色は香炉峰(こうろほう)の眺めを思わせた。
浪子は幼きよりいたって人なつこく、しかも怜悧(りこう)に、香炉峰(こうろほう)の雪に簾(すだれ)を巻くほどならずとも、三つのころより姥(うば)に抱かれて見送る玄関にわれから帽をとって阿爺(ちち)の頭(かしら)に載すほどの気はききたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)