“飾緒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざりお50.0%
かざりを50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中佐は軽い身震みぶるいをすると、すぐに馬を急がせ出した。ちょうど当り出した薄日の光に、飾緒かざりおきんをきらめかせながら。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ピカピカと参謀の飾緒かざりをがゆれ、眉から耳へかけての柔和な線が、どこかお釈迦様に似てゐるといふ評判であるにも拘らず、頤はムッソリーニのやうに張つて、俗説を信じるとすれば
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)