飼鳥かいどり)” の例文
たとい人間をつかむという例は比較的に少ないにしても、人家の飼鳥かいどりや野生の鳥類をつかみ去ることは珍らしくない。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
医学の素養ある人物が養鶏家になったので非常の熱心と多年の熟練とを以て最初自分の飼鳥かいどりを何百羽か殺した上今では全くその玄妙に達して何十羽施術しても一羽も殺さない技術者がある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)