“食過”の読み方と例文
読み方割合
しょくす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いささかゲンナリしたのは、がんりきの百に、中納言は少し食過しょくすぎる。中納言の方でも、がんりきの百などはあまり食いつけまい。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ナニ、金助でいけねえのか、金助という名が貴様には食過しょくすぎるというのか。なるほど、近ごろは金の相場もグッと上ったからな、金という名は全く貴様らに過ぎている、どうだ、鐚助びたすけと改名しては、びた公、びた助、その辺が柄相当だ」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)