食堂ストローヴァヤ)” の例文
伸子はこんど帰って来て食堂ストローヴァヤの中をうろついている男女や子供がいなくなったことに気付く。並木道のベンチにあてのない表情で腰かけている男女がなくなった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
伸子と素子とは蠅をかきわけて食堂ストローヴァヤのテーブルにつき、アゾフ海名物の魚スープといっしょに蠅をのみこまないためには、絶えずスプーンを保護して左手を働かせていなければならない程だった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)