“飛鈷”の読み方と例文
読み方割合
ひこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛鈷ひこ地に落ちて嶮にひし古松の蔭、なかば立木を其儘に結びたる一個の庵室、夜ごとの嵐に破れ寂びたる板間いたまより、漏る燈の影暗く、香烟窓を迷ひ出で、心細き鈴の音、春ながら物さびたり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)